エンジニア、山へゆく

30歳から登山を始めたエンジニアです。週6家にいて週1山にいます。

初めてのテント泊登山の感想やら反省

先日初めてのテント泊登山に行ってきました!

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実際行ってきて感じたことや学び、反省が色々でてきたのでつらつら書いていこうと思います。

初めてのテント泊登山の感想やら反省

想像の倍くらい疲れた

初めてのテント泊登山なのでかなり疲れるだろうと想定はしていたんですが、それでも想定の倍くらい大変でした…

最近は週一で山登ってたからなんとかなるやろと思ってたけど、週六家にいることを忘れてました。体力は人間そう簡単に変わりませんね~

このままだと夏の北アルプステント泊は体力的にかなり大変になることが容易に想像できるので、体力強化を意識的にしていかないといけないことが分かりました。

とりあえず登山してない日ももうちょい筋トレしようかなと思います。

バックパックの重さはベースウェイト7kgくらいに抑えときたい

今回のテント泊登山の重量はだいたい7kgちょっとでした。テント泊装備としてはかなり軽い方ではあると思うんですが、自分の今の体力だとこれ以上重くなるのは中々厳しそうです。

夏場は水も多めに持たなくてはいけないし、食料の重さも馬鹿にならないと思うのでこのままだと最終的には8.5kgくらいになっちゃいそうです。

なのでもう少し重さを削れるよう工夫していこうと思います。

ぱっと思いつくのはやたら重いモバイルバッテリー…

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10000の方に変えるだけで180gも軽量化できるので買いなおそうかなと思ってます。

右肩と腰が痛くなった

登ってる段階で右肩が痛くなり、家に帰ってからは腰もちょっと痛かったです。

重い荷物を背負って登山するのが今回初めてなのでその影響はあるかなと思ってますが、それでも右肩だけ痛くなるのはバックパックの背負い方が良くなさそうだなぁと考えてます。

バックパックの特徴によって背負い方は様々だと思うので、バックパックを買ったお店の店員さんにもう一度背負い方をレクチャーしてもらおうと思ってます。

腰が痛くなるのは今回初めてでちょっと様子見という感じで行きます。これからの日帰り登山でも重りを付けて荷物が重い時の背負い方を研究していこうかな。

エアマットなしだとさすがに寒かった

欲しいエアマットが売り切れ中のため、山と道のULパット100㎝のものを仮で用意してます。当日の芦ノ湖の夜の気温は0度くらいだったと思うんですが、さすがに半身マットだけだと寒かったです。いわゆる底冷えというやつでした。逆にエアマットさえあれば今回持って行った装備で0度ならいけそうだなという実感は得られました。

装備は上がモンベルのダウンジャケットに

webshop.montbell.jp

下がネイチャーハイクのダウンパンツとシューズです。

特に足元をダウンシューズ履くと履かないとじゃかなり寒さが違いました。夏だと上のダウンジャケットは暑すぎますが、下に関しては夏も持っていこうと思います。

春や秋のアルプスは夜0度以下になると思うので、もう少し対策が必要そうでした。

テントの張り方、ペグの打ち方のレクチャーを一度受けたい

初めて家で張った時は2時間かかったテントですが、今回はなんとか30分ほど張ることができました。ペグも見よう見まねで打ちましたが、一度経験者からレクチャー受けた方がよいなと強く思いました。

山で自分の命を守る寝床を独学で建てるのはさすがにちょっと怖いです。なにかちょうどよい講習会とかがあればよいのですが見つからず悩んでます…

早く2回目のテント泊登山に行きたい

反省ばかりの登山でしたが、前提として凄い楽しかったのでまた早めに2回目のテント泊登山をやろうと思います。場所は今回のようなキャンプ場がいいなと思い現在探し中です。

以上、初めてのテント泊登山の感想、反省でした。

何かの参考になれば嬉しいです。

冬でも行ける!初めてのテント泊登山で丸岳(箱根外輪山)から芦ノ湖キャンプ村に泊まるコースが超絶おすすめだった件

先日家でテント泊をしました。

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そして満を持して今回初めてのテント泊登山に行ってきたので紹介したいと思います。

一番のお気に入り写真

先に結論行っちゃうとくそ楽しかったです!初めてのテント泊登山に芦ノ湖キャンプ村を選ぶ人もそんなに聞かないので参考になるのではと思います。

初めてのテント泊登山に芦ノ湖キャンプ村を選んだ理由

冬でも安心していけるか

「登山 テント泊 初めて おすすめ」という検索ワードでググると下記のようなテント場や山がおすすめに出てくると思います。

たしかにどのテント場も登山道から比較的近く、山小屋や水場、トイレなどがある点で初めてのテント泊登山の条件としては良いです。

しかし冬にいくとなると話は変わってきます。自分が行ったのは3月上旬で都内だと暖かくなってくる時期ですが、上で紹介されているテント場の山梨や長野はまだ雪真っ只中です。

雪山の登山となるのでそれだけで難易度がかなり上がってしまいます。夜の最低気温も氷点下10度から20度くらいになると思うのでとてもじゃないけど初めてのテント泊登山には向いていません。

その点芦ノ湖キャンプ村は2,3月でも氷点下行くか行かないかで雪も積もることが少ないので安心していけます。

都内からのアクセスの良さ

山梨や長野だと都内から行くのはそれなりに時間かかってしまいます。しかも公共交通機関がそこまで充実しているわけではないので車じゃないなら行くのはそれなりに大変だと思います。

比べて芦ノ湖キャンプ場村は観光地の箱根にあるので都内からのアクセスがとてもいいです。キャンプ場の近くにバス停がありますし、登山道の入口にもバスが通ります。新宿からバス1本で行くことも可能です。このアクセスの良さも選んだ理由の一つです。

何かあった時の安心感

山の中でテント泊すると当然ですが何かあった時にすぐ対処できるとは限りません。初めてのテント泊をそのような状況下で過ごすのはちょっと不安だと自分は考えました。

芦ノ湖キャンプ村は周辺施設も豊富で近くにコンビニがあったり、ホテルなどもあるので日帰り温泉に入ることもできます。キャンプ村の中も売店などもあり設備が充実してるので何かあった時もすぐ対処できるので選びました。

いざ初めてのテント泊登山へ

場所を芦ノ湖キャンプ村に選んで、いよいよ初のテント泊登山です。

当日朝7時に出る予定だったのに、盛大に寝坊をかまして9時に起きました…

家を出たのが9時半前で本当は金時山も登るはずでしたが、乙女峠から丸岳を登るルートに急遽変更。ただ結果として金時山は登らなくてよかったと思ってます。丸岳だけで十分疲れた。

テント泊装備

テント泊するためにいろいろ買っていた装備の初卸です!この装備担いでるだけでテンション上がってました。

重量は7㎏くらいだったはずテント泊装備としてはそこまで重くもなくむしろ軽いくらいだと思いますが、ずっと日帰り登山中心だった自分はかなりきつかったです…

そんなこんなで乙女峠のバス停に着いたのがなんとすでに12時くらい…

この時間からでもテント泊登山できるのも箱根の魅力。ただ結構ギリギリでした。

バス停の近くにコーヒーショップ的なところがあったので、寄るのもいいかもしれないです。

ぼやけてますが。富士山も見えました。

乙女峠へはバス停から30分ほど登ります。

ずっとこのような木々に囲まれた道を淡々と30分ほど歩いていきます。

歩いて数分で息切れしてました。テント泊装備を担いで登るのが想像より大変でした。

乙女峠到着。本当だったら金時山を登ってからこの乙女峠に着くはずでしたが、想像よりテント泊装備で登るのきつかったので金時山も登ってたら完全に力尽きてました。

ここから丸岳へは35分です。テント泊装備とかを担いでなければだいぶ楽な道だと思います。

丸岳までは眺望が全然ありません。ずっとこんな道です。正直眺望なさ過ぎて萎えてました。ただここから挽回します。

とぼとぼ歩いてたら丸岳到着です。ここで一気に視界が開けます!

今までが眺望なさ過ぎたので思わず声が出ました。稜線みたいな感じで道が一気に開けました。正直これからの道も8割くらい眺望ないんですが、その残り2割の景色が良すぎたのでかなり満足いく登山でした。

遠くに見えるのが芦ノ湖です。テント泊とかじゃなくても普通に登るのおすすめできます!

ここからいったん長尾峠まで降りて、また湖尻峠までアップダウンを繰り返します。

最終的にこんな藪に覆われた道になります(笑)

だけど要所要所でいい感じの開けた景色になるので楽しめながら歩けました。

湖尻峠から芦ノ湖に降りるまでの道が一番景色がきれいです。日帰り登山ではなかなかお目にかかれないようないい景色だった。

後ろを登ると今まで峠を越えて登ってきた山々が見えます。ここまで3時間半くらいで結構歩きました。

そして前を歩いていくとこの絶景です。丸岳のときに遠かった芦ノ湖がはっきり見えます。今まで登ってきてよかったと思える景色でした。

道をどんどん下ってくと最後石段の道になります。

ちなみにこの道が苔が生えてたり濡れてたりして一番危なかったです。最後まで気を抜かないで歩きましょう。

やっと芦ノ湖に到着です。芦ノ湖キャンプ村はここから15分ほど歩いて着きました。

芦ノ湖キャンプ村はすごいきれいな施設です。写真は受付の場所です。

バーベキュー用の肉の自販機が売ってたり、

夜の八時まで売店がやってたりともう何でもあります。夏とかは大浴場なども入れるみたいです。なにか忘れてもここで買えば問題ないです!

バーベキューできるスペースもあります。

トイレもめちゃめちゃ奇麗でした。

自分が着いたのが午後4時半くらいなのですでにほかの人が思い思いにテントを張ってました。キャンプのために来てるので設備がめっちゃ豪華でうらやましい。

ここが自分のスペースです。初めてテントを張った時は2時間かかりましたが、、、

なんとか30分くらいで今回は張ることができました。大きな進歩です。

テント泊の装備を背負って登山してめちゃめちゃ疲れたのでテントを張ったらすぐ爆睡でした。周りのお客さんが友達と楽しそうにバーベキューとかしてる中、自分だけ一人テントの中で何もすることなく過ごしてたのはちょっと悲しかった…(おかげですぐ眠れましたが)

ランタンは持って行ってよかったです。夜中にテントで一人だけの状況はシンプルに怖かった。登山だと女性でも一人でテント泊する方が結構いるらしいので凄いなと思った。何回もテント泊すると慣れるのかな。

朝6時の芦ノ湖です。釣り人の朝は早かった。

以上が自分の初めてのテント泊登山です。場所を箱根の芦ノ湖キャンプ村にして正解だったなと思ってます。

何かの参考になれば、嬉しいです!

飯能三山の柏木山・龍崖山に登ったら低山なのに冒険した気分になれる良い山だった

先日埼玉県・飯能にある天覧山多峯主山に登ってきました!

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これがめちゃめちゃよかったので、今度は同じ飯能の柏木山・龍崖山登ったので感想を紹介したいと思います!

飯能三山の柏木山・龍崖山について

飯能三山は先日紹介した多峯主山と今回紹介する柏木山・龍崖山の総称のことで、飯能三名山とも呼ばれています。

柏木山は標高303m、龍崖山は246mと三つの山とも標高は低いんですが、飯能駅からのアクセスの良さと頂上が開けて景色もきれいなので都内の登山者からは人気で、人も比較的多い山々です。

いざ柏木山・龍崖山に!

最寄りのバス停

飯能駅からバスで「永田大杉」まで行きます。ちなみに歩いても行けますが30~40分くらいかかります。自分は乗り物酔いが酷いので徒歩で行きましたが、さすがに遠いので普通にバスを使うのをお勧めします。

バス停降りてすぐにセイムスがあるのは有難すぎる!ここで食料とか買い忘れたものがあれば買いこんどきましょう。

遠目から見ると人に見えるかかし

最初は家が周りに多い道を歩くので本当にこの先登山道があるのかと思いますが、そのまま進んでいくと、

ドレミファ橋という橋が出現します。(鍵盤に似てるからそういわれてるのかな?)

一気に自然あふれた景色に変わっていきました!景色が思ったよりきれいで思わず声が出ました。もう冒険感がかなりあります。

この後また舗装路に出ますが、歩いていくと裏山のような雰囲気のある場所にここが登山道の入口です。

ぼーっとするには最適な休憩場所もありました。

本格的な登山道に入ると最初は道幅も狭くかなり急こう配になります。

このような道が結構続くので足腰の弱いご年配の方などはちょっと危険かもしれません。

ちょっと開けた場所から反応の景色が見えます。反対側の山は前回登った天覧山とかですかね。この時点で結構景色良い。

登り始めて30分ほどで表札が出てきました。頂上までは1時間強で着くはずなのでもうひと頑張りです。

柏木山の案内も出てきました。あとちょっとです。

途中富士山が見えるスポットが出てきましたが、あいにく富士山は見えず…

頂上までひと踏ん張り、それにしてもすごい景色だ。

登り始めて1時間強で柏木山に着きました!

標高300mのはずが周囲が開けているので大絶景です。飯能の山は標高は低いですが、景色が良くて初心者の人にも勧められます。

ベンチも結構あるのでここでゆっくりできます。

柏木山から龍崖山へは一旦下ります。1時間ちょっと下って歩いていくと住宅街にある公園から登る道があるのでまた登っていきます。

途中燧山という山を経由して

こちらは一時間足らずで頂上です。こちらは柏木山に比べると人が少なかったです。

龍崖山も景色がいいです。住宅街がすぐのところからちょっと行っただけでこのような景色が見れるのはとても不思議な気分でした。

柏木山と龍崖山ともに低山でありながら登山してる感を凄い味わえる山で飯能三山と呼ばれるだけあるなという感想です。

以上、お近くの方は是非一度登ってみてください~

他の山も色々登ってるのでぜひ見てください!

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標高271Mからの絶景!初心者でも手軽に楽しめる埼玉県の天覧山・多峯主山を紹介【帰りは宮沢湖温泉でゆっくり】

先日埼玉県の天覧山多峯主山を登ってきました!

なぜこの山を登ろうと思ったかというと温泉に行きたかったからです(??)。温泉だけ行くのは味気ないのでついでに山も登ろうと思いました。手軽に登れて温泉行けるルートが良かったので調べてみるといつも行ってる高尾山を除くと飯能にある天覧山多峯主山が最適だったためです。

温泉メインでしたが、結構登った山もよかった(登山始めたての人にはめっちゃいいと思う)ので今回紹介したいと思います。

天覧山多峯主山について

お気に入りの一枚: 天覧山多峯主山の間の道

天覧山多峯主山はどちらも埼玉県の飯能に位置する山で、天覧山が標高197m、多峯主山は標高271mです。

飯能駅から気軽に登れる立地でハイキングコースとして老若男女に人気があります。自分が行った日もご年配の方から小さい子どもまで多くの人が登っていました。

登山道もかなり整備されており登りやすく、特に天覧山までは登山靴じゃなくても登れるので一般の観光客の方も多くいました。

往復3時間弱で登れるので登山始めたばかりの人には最適な山だと思います!

気軽に登れて景色も良い天覧山多峯主山

飯能駅もしくは東飯能駅から歩いて20~30分くらいで天覧山の入口が見えます。途中の道にもこまめにルートを教えてくれる看板があるので迷う心配はないと思います!

入り口付近に「OH!!!」という発行のテーマパークがあります。

oh-hanno.jp

自分は行かなかったですが、結構人がいたので人気なんだと思います。興味がある人は一緒にのぞいてみるのもいいでしょう。

天覧山までの道はほとんど舗装されているので楽に登れますね。

まだ10分くらいしか登ってないんですが、休憩する場所もしっかりありました(笑)

ちょっとびっくりしたんですが、岩場的なところも途中にあります。

多分入口から30分も経ってないんですが、もう山頂です!正直ここまでなら拍子抜けでしたが、ここから多峯主山に登ります。

頂上からの景色も標高200mに満たない山とは思えないほどよかったです!

多峯主山へはいったん降りて向かいます。ここの景色が個人的には結構好きだった。

こちらも道がかなり整備されてるので歩くの楽だし迷う心配もなさそうです。

最後だけ急な石段が続くので頑張りましょう!鎖場になっているところもありますが、あえて登る必要はないので迂回していくとよいでしょう!

はい!こちらも1時間かからずに多峯主山の頂上まで着きました!

標高271mからの景色とは思えないほどきれいですね!気軽に登れて景色もきれいという初心者にはうってつけの山でした。人気のハイキングコースというのも頷けます。

帰りはもと来た道をそのまま戻ってもいいですが、自分は目的であった温泉に入るために宮沢湖まで歩きました。1時間半くらいで温泉まで行けます。

宮沢湖温泉の喜楽里別邸という施設です!

www.yurakirari.com

天然温泉で設備も豊富なのでおすすめです。温泉好きの人は登山帰りに行くのもいいかもしれません。

以上、天覧山多峯主山の登山レポートでした~

参考になれば嬉しいです!

近くに日和田山というこちらも登山におすすめの山があるのでよかったら見てください。

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【都内から日帰りで大絶景】初心者でも楽しめる紅葉の那須岳が最高すぎた

去年の10月下旬に紅葉の那須岳を登ってきました。東京から日帰りで行けたんですが、日帰りで行けるとは思えないほど景色が良かったので紹介していきたいと思います。

那須岳について

お気に入りの景色

那須岳は栃木県の北部に位置する標高1915mで日本百名山の一つです。正確には那須岳という山はなくて、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3つの山総称のことです。今回自分は茶臼岳と朝日岳を登ってきました。

アクセスが非常に良くてロープウェイでかなり上まで行けることから観光客がかなり多く、茶臼岳までなら1時間くらいで頂上まで着けるので一般の方でも登ることができます。

紅葉の那須岳(茶臼岳、朝日岳)

自分は新幹線で東京駅から那須塩原駅まで行き、そこからバスで那須ロープウェイ駅、最後にロープウェイで山頂駅まで上がりそこから登り始めました。

上記の写真はロープウェイからの紅葉の様子です。10月下旬だと那須岳の山頂付近はすでに紅葉が枯れ始めていたので、このロープウェイからの景色が1番紅葉を感じることができました。

ロープウェイを降りてちょっと進んだ段階でこの景色です。仮に山頂まで登らなくても十分楽しめると思います。

那須岳はかなり岩場が続きます。登りつづけるとこのような感じで大きな岩が増えていきます。ただ岩場はありますが特に道が登りづらいわけではないので、ゆっくり登っていれば基本的には問題ないはずです。

茶臼岳頂上

岩場を1時間ちょっと進んでいくともう頂上です。頂上はかなり風が吹いて寒かったです。10月下旬なのにもう霜が降りてました。

ここまでは登山しにきたような恰好ではない一般の方も登られていましたが、個人的には岩場なので靴はしっかりした登山靴で登った方が良い気がします。それにしても良い景色…

ここから自分は朝日岳までさらに登りました。プラス2時間弱くらいかかりました。

朝日岳までの道のりの景色がものすごい絶景でした。

この景色を日帰りで見に行けるなんてかなり得した気分です。アルプスからの風景も絶景でしたが、こちらもそれに負けないくらいいい景色が続きます。

朝日岳までの道のりは茶臼岳と違って道幅が狭かったり、鎖場を登らなきゃいけない箇所など危険な道も結構ありました。

朝日岳の頂上はこの日一番のハイライトとなる景色でした。

ずっと見ていたいくらいだったんですが、この日は風も強く気温も2度とかなり冷えていたので名残惜しみつつすぐ下山しちゃいました。

帰りは牛ヶ首というコースから帰りましたがかなり景色が好みだった。他の季節も絶対行こうと思う!

那須岳を登るうえでの注意点

登ってみて気を付けた方がいいと思った点があったので紹介しときます。

強風に気を付けよう

那須岳はめちゃめちゃ風が強いです。日本海側からの北風が那須岳に集まるらしいです。当日もたまに前に進めないくらい風が吹く時があったので結構怖かったです。風は体温も奪うので、登る際は必ずウインドブレーカーや保温着を持っていきましょう!

初心者は茶臼岳まででやめておくのが安全

まだ山登り始めの人は茶臼岳まででやめた方が良いと思いました。朝日岳までの道のりは結構危険な個所もあったので、もう少し経験を積んでから登った方がよい気がします。

茶臼岳まででも十分楽しめます。牛ヶ首のコースを通ったり、今回自分はロープウェイで上まで行きましたが、歩いていくのも面白いかもしれません。

以上、紅葉の那須岳は最高だったというお話でした~

参考になれば嬉しいです!

登山初心者の人は一度「山と渓谷社」の本を読んでおくことを強くおすすめしたい

今の時代何かを調べたいとき真っ先にインターネットやSNSで情報を集めると思いますが、「なかなか自分の欲しい情報にアクセスできない」と思ったことはないでしょうか?

自分はしょっちゅうあります。登山の情報を集めるときは特に思います。これを見ておけば間違いないみたいな情報ソースの存在があまりないなと感じます。ひそかに自分のブログがそんな存在になれればよいなと思いながら書いてたりします。

ただ最近そんな悩みを解決できる一つの方法が自分の中で生まれました。

それは「山と渓谷社」の本を読んでおくことです!

山と渓谷社について

知ってる方も多いと思いますが、改めて紹介。

山と渓谷社は登山専門誌の「山と渓谷」(通称ヤマケイ)をはじめ、スキーや旅、自然などアウトドアを軸に雑誌や書籍などの出版を通じて情報提供してくれている会社のことです。

www.yamakei.co.jp

なぜ「山と渓谷社」の本を読んでおくことがおすすめなのか

1冊に対する圧倒的な情報量と信頼性

実際に月刊誌の「山と渓谷」を読んでみるとわかるんですが、圧倒的な情報量です。「これを月刊で出せるなんて…」と感動すら覚えます。一体どういうスケジュールで完成させてるんでしょうか。そんな疑問まで出るくらいには情報量がすごいです。

しかもこの雑誌が出版され始めたのは1930年(昭和5年)という歴史ある雑誌であり出版社です。誇張なく日本の登山文化を支え続けてくれた会社といって差し支えないでしょう。その貢献度は計り知れません。

そんな歴史があるのでその情報にもとても信頼性があります。インターネットやSNSの情報は誰が書いたのかわからない情報も大量にあるのでそういう情報よりは断然こういう書籍で仕入れた情報の方が信頼性がありますよね。

移り変わりが少ない、普遍的な情報

例えば数年前のファッション雑誌を引っ張り出して参考にすることはほとんどないと思うのですが、山の書籍は数年前に出版された本を読んでも全然参考になります。

ファッションは移り変わりが激しいですが、山の情報には移り変わりが少ないです。なぜなら山はいつもそこにあるからです(??)。道具の進化でアップデートされることはあっても登山するうえで大切なことはそう変わりません。

これを読んでおけばよいという安心感

一つ目の圧倒的な情報量と信頼性につながってきますが、これを読んでおけばよいという安心感がすごいです。インターネットやSNSの情報の海を泳ぐ必要はなくなります。自分は一度調べたら止まらなくなるタイプなので、何も考えずに困ったらとりあえず山と渓谷の情報を確認すればよいという選択肢が取れるのは非常にありがたいです。

登山初心者の人にまず読んでほしい「山と渓谷社」の本

ヤマケイ登山学校 登山入門

どれか一つ選べと言われたら迷わずこの本を選びます。

登山計画や装備、準備、山の歩き方、危険についてなど初心者がまず知った方がよい情報がこの一冊でほとんど網羅されてると思います。イラストや写真も多用されており、とても読みやすいです。まずはこの本を読めば問題ないと思います。

ちなみにこの本は「ヤマケイ登山学校」というシリーズ本の一つで、ほかの内容もかなり勉強になるので余裕があれば読んでおいた方がいいです!

山と渓谷 2022年11月号「全国絶景低山100」

タイトルの通り、全国の絶景低山100選が紹介されています。初心者の方はここから登る山を決めるのもいいと思います!インターネットとかだとあんまり紹介されていない山も結構紹介されている気がして自分もとても参考にしてます。

山と溪谷 2023年 1月号

日本の百名山がびっくりするくらい1冊によくまとまっている。内容が濃くてめちゃめちゃお得感があります。自分も登りたくなるような写真付きで登山のモチベーションを上げてくれるような1冊です!ぜひ読んでほしい!!

実はKindle Unlimitedですべて無料で読める

自分も最近知ったのですが、実は今紹介した本全部というか山と渓谷社が出している本のほとんどがKindle Unlimitedで読めちゃいます。これはマジでお得すぎると思います。

調べてみるとKindle Unlimited対象の登山関連の本はかなり充実しています。最初の1か月は無料なので、自分はその1か月で山と渓谷の本を始めかなりの数の本が読めました!

普通に買うと1冊1000円前後すると思うので最初の1か月で色々読んでみて後から見返したいと思った本だけ買うのが個人的には良いと思います。

まだ山と渓谷社の本を読んだことがない人はぜひ一度登録して読んでみるのもお財布に優しくてよいと思います~

www.amazon.co.jp

以上、一度「山と渓谷社」の本を読んでおくといいよという話でした!

一個人の意見ですが、参考になれば嬉しいです!

初心者の初めての登山リュックに実は30Lはおすすめできない理由

登山の三種の神器の一つと言われ、初心者の方が真っ先に買おうとするのが登山リュック・ザックでしょう。ただメーカーや大きさ、種類が豊富なためどれを買えばよいのか非常に悩みどころです。

店員さんにアドバイスを求めた際に返ってくる答えとして多いのが、「まずは30Lのザックを買うのが無難だと思います。日帰り登山でも使えるし、もし今後山小屋泊で1泊したくなった時にも使えます」という返答です。

一見とても理にかなったように聞こえますし実際間違ってはないのですが(自分も最初は30Lのザックを買ったので)、個人的には最初の登山バックに30Lはおすすめできません。今回はその理由について話していきます。

初心者の初めての登山リュック・ザックに30Lはおすすめできない理由

日帰り登山には容量が大きすぎる、重すぎる

30Lのザックで日帰り登山に行くとわかるんですが、正直日帰り登山にしては容量が多すぎます。暑い季節なんてザックの中身がスッカスカになります。レインウェアや保温着、着替え、エマージェンシーキットなど色々入れても容量がパンパンになることはまずありません。個人的な感覚だと20~25Lくらいあれば十分だと思います。

容量に対してあまりものが入ってないと見栄えも悪いです。パッキングしているときになんでこのリュックを使ってるのか切ない気持ちになります。

そして容量が大きいということはそのザック自体の重さも重くなるということです。登山メーカーの30Lのザックは1キロ以上は重さがあります。しっかりしたものだと1.5キロくらいあります。数時間歩く分にはそんなに気にならないと思いますが、一日中歩くとなると明確に疲れを感じます。初心者の方は体力ない方も多いと思うので、そういう意味でも30Lのサイズはおすすめできません。

小屋泊で使うにはちょっとサイズが小さい

自分が30Lのザックでアルプスに小屋泊で登った時、もうちょっとサイズが欲しいなと思いました。初心者の頃はまだそんなに装備も揃ってないし持っていかなくてよいアイテムの見分けがつかないので、とりあえず困ったらいやだから持っていこうという思考になりがちです。

そうすると30Lのザックだと思いのほかパンパンになります。35~40Lくらいあると余裕が持てるなと思いました。

使用用途が広いと思いきやサイズに適した用途は意外と少ないので最終的に使わなくなりがち

こちらは自分が初めて買った登山リュックです。サイズは30~35Lです。とても良いザックだとは思うんですが、現在はほとんど使う機会がないです。

日帰り登山から小屋泊まで使えると言われれば使用用途が広い感じがしますが、実際に適した用途はそこまで多くないと個人的には思います。

登山を続けてるとまず日帰り登山ではもう少し小さいサイズが欲しくなります。そして小屋泊だけでなくテント泊もしたくなったり2泊とか3泊などもう少し長い期間山で過ごしたくなってもう少し大きいサイズも欲しくなります。

自分が30Lというサイズでちょうど良いなと思うユースケースとしては、正直雪山の日帰り登山くらいしか思いつきません。

その一つも初心者の場合は最初から登ろうと思うことはほとんどないと思うので考えなくてよいユースケースです。

なので30Lの登山ザックは実は最終的にほとんど使われずタンスの中に眠ってる場合が結構多いと思います。

初心者の初めての登山リュック・ザックには20~25Lがおすすめ

個人的には最初は30Lではなくて、20~25Lのサイズの登山ザックを買うのをお勧めします。

自分が今初心者だったとして買うならこの二つのうちのどれかを買います。(理由などはまた別の記事にします)

基本的には登山メーカーの20~25Lのリュックを買えば問題ないです。

初心者の人がテント泊をするのは年にあって数回だと思います。ほとんどが日帰り登山になると思うので日帰り登山に適したバックを買った方が登山が快適になり、長続きする可能性が高くなると思ったからです。

じゃあ小屋泊をするときにはまたリュックを買わないといけないのかという意見には、レンタルという選択肢を提案したいです。

www.yamarent.com

最初はレンタルで済ませて、登山にハマって定期的に小屋泊とかテント泊をする見通しが立った段階で新しくそれ用の登山ザックを買うのがお財布にも優しいし良い気がします。それかメルカリで安く売られている場合もあるので中古でも大丈夫という方は中古で買うという選択肢もありかもしれません。

以上、なぜ初心者の最初の登山リュックに30Lはおすすめできないかというお話でした。

一個人の意見ですが、何か参考になれば嬉しいです!