エンジニア、山へゆく

30歳から登山を始めたエンジニアです。週6家にいて週1山にいます。

冬でも行ける!初めてのテント泊登山で丸岳(箱根外輪山)から芦ノ湖キャンプ村に泊まるコースが超絶おすすめだった件

先日家でテント泊をしました。

creamstew-yama.hatenablog.com

そして満を持して今回初めてのテント泊登山に行ってきたので紹介したいと思います。

一番のお気に入り写真

先に結論行っちゃうとくそ楽しかったです!初めてのテント泊登山に芦ノ湖キャンプ村を選ぶ人もそんなに聞かないので参考になるのではと思います。

初めてのテント泊登山に芦ノ湖キャンプ村を選んだ理由

冬でも安心していけるか

「登山 テント泊 初めて おすすめ」という検索ワードでググると下記のようなテント場や山がおすすめに出てくると思います。

たしかにどのテント場も登山道から比較的近く、山小屋や水場、トイレなどがある点で初めてのテント泊登山の条件としては良いです。

しかし冬にいくとなると話は変わってきます。自分が行ったのは3月上旬で都内だと暖かくなってくる時期ですが、上で紹介されているテント場の山梨や長野はまだ雪真っ只中です。

雪山の登山となるのでそれだけで難易度がかなり上がってしまいます。夜の最低気温も氷点下10度から20度くらいになると思うのでとてもじゃないけど初めてのテント泊登山には向いていません。

その点芦ノ湖キャンプ村は2,3月でも氷点下行くか行かないかで雪も積もることが少ないので安心していけます。

都内からのアクセスの良さ

山梨や長野だと都内から行くのはそれなりに時間かかってしまいます。しかも公共交通機関がそこまで充実しているわけではないので車じゃないなら行くのはそれなりに大変だと思います。

比べて芦ノ湖キャンプ場村は観光地の箱根にあるので都内からのアクセスがとてもいいです。キャンプ場の近くにバス停がありますし、登山道の入口にもバスが通ります。新宿からバス1本で行くことも可能です。このアクセスの良さも選んだ理由の一つです。

何かあった時の安心感

山の中でテント泊すると当然ですが何かあった時にすぐ対処できるとは限りません。初めてのテント泊をそのような状況下で過ごすのはちょっと不安だと自分は考えました。

芦ノ湖キャンプ村は周辺施設も豊富で近くにコンビニがあったり、ホテルなどもあるので日帰り温泉に入ることもできます。キャンプ村の中も売店などもあり設備が充実してるので何かあった時もすぐ対処できるので選びました。

いざ初めてのテント泊登山へ

場所を芦ノ湖キャンプ村に選んで、いよいよ初のテント泊登山です。

当日朝7時に出る予定だったのに、盛大に寝坊をかまして9時に起きました…

家を出たのが9時半前で本当は金時山も登るはずでしたが、乙女峠から丸岳を登るルートに急遽変更。ただ結果として金時山は登らなくてよかったと思ってます。丸岳だけで十分疲れた。

テント泊装備

テント泊するためにいろいろ買っていた装備の初卸です!この装備担いでるだけでテンション上がってました。

重量は7㎏くらいだったはずテント泊装備としてはそこまで重くもなくむしろ軽いくらいだと思いますが、ずっと日帰り登山中心だった自分はかなりきつかったです…

そんなこんなで乙女峠のバス停に着いたのがなんとすでに12時くらい…

この時間からでもテント泊登山できるのも箱根の魅力。ただ結構ギリギリでした。

バス停の近くにコーヒーショップ的なところがあったので、寄るのもいいかもしれないです。

ぼやけてますが。富士山も見えました。

乙女峠へはバス停から30分ほど登ります。

ずっとこのような木々に囲まれた道を淡々と30分ほど歩いていきます。

歩いて数分で息切れしてました。テント泊装備を担いで登るのが想像より大変でした。

乙女峠到着。本当だったら金時山を登ってからこの乙女峠に着くはずでしたが、想像よりテント泊装備で登るのきつかったので金時山も登ってたら完全に力尽きてました。

ここから丸岳へは35分です。テント泊装備とかを担いでなければだいぶ楽な道だと思います。

丸岳までは眺望が全然ありません。ずっとこんな道です。正直眺望なさ過ぎて萎えてました。ただここから挽回します。

とぼとぼ歩いてたら丸岳到着です。ここで一気に視界が開けます!

今までが眺望なさ過ぎたので思わず声が出ました。稜線みたいな感じで道が一気に開けました。正直これからの道も8割くらい眺望ないんですが、その残り2割の景色が良すぎたのでかなり満足いく登山でした。

遠くに見えるのが芦ノ湖です。テント泊とかじゃなくても普通に登るのおすすめできます!

ここからいったん長尾峠まで降りて、また湖尻峠までアップダウンを繰り返します。

最終的にこんな藪に覆われた道になります(笑)

だけど要所要所でいい感じの開けた景色になるので楽しめながら歩けました。

湖尻峠から芦ノ湖に降りるまでの道が一番景色がきれいです。日帰り登山ではなかなかお目にかかれないようないい景色だった。

後ろを登ると今まで峠を越えて登ってきた山々が見えます。ここまで3時間半くらいで結構歩きました。

そして前を歩いていくとこの絶景です。丸岳のときに遠かった芦ノ湖がはっきり見えます。今まで登ってきてよかったと思える景色でした。

道をどんどん下ってくと最後石段の道になります。

ちなみにこの道が苔が生えてたり濡れてたりして一番危なかったです。最後まで気を抜かないで歩きましょう。

やっと芦ノ湖に到着です。芦ノ湖キャンプ村はここから15分ほど歩いて着きました。

芦ノ湖キャンプ村はすごいきれいな施設です。写真は受付の場所です。

バーベキュー用の肉の自販機が売ってたり、

夜の八時まで売店がやってたりともう何でもあります。夏とかは大浴場なども入れるみたいです。なにか忘れてもここで買えば問題ないです!

バーベキューできるスペースもあります。

トイレもめちゃめちゃ奇麗でした。

自分が着いたのが午後4時半くらいなのですでにほかの人が思い思いにテントを張ってました。キャンプのために来てるので設備がめっちゃ豪華でうらやましい。

ここが自分のスペースです。初めてテントを張った時は2時間かかりましたが、、、

なんとか30分くらいで今回は張ることができました。大きな進歩です。

テント泊の装備を背負って登山してめちゃめちゃ疲れたのでテントを張ったらすぐ爆睡でした。周りのお客さんが友達と楽しそうにバーベキューとかしてる中、自分だけ一人テントの中で何もすることなく過ごしてたのはちょっと悲しかった…(おかげですぐ眠れましたが)

ランタンは持って行ってよかったです。夜中にテントで一人だけの状況はシンプルに怖かった。登山だと女性でも一人でテント泊する方が結構いるらしいので凄いなと思った。何回もテント泊すると慣れるのかな。

朝6時の芦ノ湖です。釣り人の朝は早かった。

以上が自分の初めてのテント泊登山です。場所を箱根の芦ノ湖キャンプ村にして正解だったなと思ってます。

何かの参考になれば、嬉しいです!